【感想】データ・ドリブン社会の創発と戦略(安宅和人) 第13回目講義

本日は、慶應義塾大学の安宅先生の
『データ・ドリブン社会の創発と戦略』の第13回目の振り返りになります。

 

第13回のリンクはこちら。↓
クエリログデータ 2:選挙予測

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本講義における気づき

1)選挙予測と検索クエリ
パタンを見出して、第23回参院選の結果を予測。
日本史上、最高の成績で選挙予測を実行した。選挙管理委員会連合会の専門誌にも取材される。(アンケートなどを使わず、どの主要メディアよりも正確に結果に。すごい。)
未来といえども、パタンさえ見いだせれば、予測は可能である。


2)ネイト・シルバー
アメリカの統計専門家・ブロガーの方が、ビッグデータによるアメリカ大統領戦の結果予測をしている。
状況(データなど)が揃えば、どこでも同じような取り組み(選挙予測)が発生するのだと思う。

3)データと現実世界
検索データの中に、実社会を写し取るデータがあるのだということは、非常に興味深い。
データは、ある側面で現実世界を写し取ったものであるので、パタンさえ見つけ出すことができれば、予測が可能ということなのだと理解した。

 

4)実社会への展開
第1回の講義から一貫しているが、実社会への展開を常に念頭において講義をされていうる。
前回のインフルエンザの患者数の予測や今回の選挙結果予測は、特に手を動かしながら予測するのは、面白いだろうなと思う(データは塾内限定公開なので、データを見れないのは残念)。

5)データドリブンに見ること
データドリブンに見ると、専門家すら気づかなかった事実に気づくこともできる。

例)公明党の得票率は、異様に安定している。得票数ではなくて、得票率であることに注意。得票数であれば、支持基盤が安定しているという説明が可能だが、得票率が一定なので、原因は不明。政策大学院の先生も「わからない」との回答だったそう。

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#講義後の風景。年始最初の講義ですが、継続して出席している方は、変わらず出席している印象。

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以上になります。次回、最終回!