因果探索入門のYoutube動画教材(清水昌平:滋賀大学データサイエンス学系)
因果探索について、入門レベルの教材を探している中で、Youtubeで動画を見つけたのでメモを記載しておきます。
また、清水さんの講演資料(2012年)で内容が重複しているものがあったので、リンクを掲載します。(こちらの資料の内容のほうが内容が多いです)
http://www.ar.sanken.osaka-u.ac.jp/~sshimizu/papers/BSJ2012_Tutorial_final_web.pdf
さて、上の動画のレベル感ですが、①については「相関関係があるからと言って因果関係があるわけではない」が分かっているぐらいの人向けの動画になっています。
全部で4編あり、内容は以下のようなものになっています。
①イントロダクション(18分25秒)
・因果探索とは何かを説明する
②因果探索のフレームワーク(28分55秒)
・反実仮想モデルの因果の定義
・構造方程式モデル(構造方程式:変数の「値」の決定関係を表す)
・介入:変数の値を(他の変数によらず)固定すること
・因果効果の識別性
・因果グラフが不明なことが多い
・因果構造探索:データから因果グラフを推測
③因果探索における基本的な概念(17分58秒)
・基本アイデア
1)因果グラフの構造に仮定を置く
2)仮定を満たす構造の中で、データと最も辻褄の合うグラフを選択する
・条件付き独立性が手がかりになる
・同値類:因果グラフの集合
・ソフトウェア(TETRAD、pcalg)
④因果探索:関数形に制約を入れる(22分18秒)
・関数形に制約を入れたモデル
・独立成分分析モデル(ICAモデル)
・識別性証明のアイデア
・SVAR:構造型自己回帰モデル(時間情報あり)
・おわりに(全体の要約と今後の課題)
滋賀大学データサイエンス学系の動画教材は、公式ページにまとめられているようなので、こちらも掲載しておきます。
数理DS拠点 – 滋賀大学 データサイエンス学部 / 研究科
以上になります。