【データサイエンス無料公開講座】データ・ドリブン社会の創発と戦略(安宅和人)慶應義塾大学の講義の概要と注意点

これまで、データサイエンスの学びを深めるために、無料で公開されている安宅和人先生(慶應義塾大学。『イシューからはじめよ』の著者)の『データ・ドリブン社会の創発と戦略』という講座を公開されているものをすべて視聴した。

講座のリンクはこちら。
SFC-GC


講義の概要

■ 本講座の位置づけ
何らかの事業を起こすにしろ、会社に入るにしろここから先の時代においてデータドリブンな分析力、問題解決力、データ利活用に対する皮膚感覚的な理解は不可欠である。
 本講座は、高校1-2年程度の数学の知識、スキル、Excelで基本的なことができる程度の素養はあるが、データ分析、データの利活用についてさして経験のあるわけではない人に対して、データの大切さと力、分析の楽しさを実感してもらうことを通じ、現代社会を生き抜くため最低限、基礎となるデータリテラシー、データで考える力を身につけてもらうことを目指す。

■ 身につけてもらうことを目指す技能
- データ社会に対するパースペクティブ
- 各種関連バズワードの適切な理解
- データの意味合いを理解するための基礎となる力
- データに騙されないようになるための基礎となる力
- 数字のハンドリング力、数量的分析力
- 基本的な問題解決能力
- 情報処理、基礎プログラミング力

■ 期待成果
- データって面白い、分析はスゴイ、と知る
- サイエンスおよび分析的思考、データリテラシーの実戦的な基本を身につける
- 世の中のデータ関連のニュースを聞いても、何らかの意味合いがわかるようになる


動画を視聴をする上で、いくつか困った点などもあったので、留意点などをまとめておきます。

1)動画視聴時の条件
動画を視聴する上で、次の形で視聴することをオススメします。

・再生速度を変化させず、1倍速とする
・一時停止を行わず、約90分の講義を連続して受ける

上記以外の条件で、視聴すると、動画の読み込みが上手く行かなくなる場合がありました。
読み込まなくなるのは良いのですが、講義の途中から再生することができそうになかったので、途中で動画が止まってしまった場合は、再度最初から見直す必要があります。。

2)データ分析の実習
この講義では、データ分析の実習として様々な課題が出ています。
ただ、実際のデータは、履修者の慶應義塾大学の学生限定で公開されており、一般の方はアクセスできず、課題はできません。面白いデータがたくさんあり、楽しそうなのですが残念。。

3)第6回、第7回の講義
第6回および第7回の講義は、履修者の慶應義塾大学の学生限定で公開となっており、視聴できません。
内容としては、「データ to chart」ということで、チャートとは何かについて、丁寧に解説する講義となっている模様です。概要は、第8回の講義でもサラッとコメントしているので、内容理解の観点からは、大きくは問題ないかなと思います。


4)補講について
第6回、第7回の講義と同様、補講(ExcelSQLの入門講座)については、履修者の慶應義塾大学の学生限定向けであり、視聴できません。

5)講義のボリューム
全14回で、うち第6回・第7回は非公開なので、視聴可能な講義は全12回。
講義は毎回90分の講義なので、18時間が全体のボリュームになります。

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以上になります。

最初の講義の感想はこちら。